しあよなのヲタ話

ライブレポとか、雑記

【雑記】Twitterで言い難いアレコレ

こんにちは、しあよなです。

本当はTwitterで語ろうかと思ったんですがヘイトをかいたくないし、文章も長くなりそうなのでこんなショボい書き置きみたいなところで殴り書いています。

 

今回は音声、あるいは音声作品について語っていきます。

(好きな音声作品とかの話とはベクトルがまた違うので、そちらを期待している方はブラウザバックをおすすめします。)

巻きます。

 

今回は目次という目次もないので用意せずに考えをアウトプットしていこうかなと思います。

 

音声作品の認知

近年、Vtuberが増えたことにより、様々な音声作品が増えました。

Vtuberと音声作品?と思う方も居るかも知れませんが、この2つは非常に深いつながりを持っています。

※本来、ボクはメタな話が嫌いなのでTwitterでは言わないように努めていますが、今回は話をすすめるためにも少しメタっていきます。

 

Vtuberとは、名前の通りバーチャルの肉体もった人間が、Youtube上で活動している*1方々のことを指します。出現した当初は、語源となっているYoutuberのようにYoutubeで面白い動画を投稿していく活動が期待されていました。

最初期に出現しているVtuberの親分は、今でもそういった活動をしていますが、現在活動している9割のVtuberは動画すら出していないかと思います。

 

それはなぜか?ここで音声作品とのつながりが見えてきます。

 

Vtuberはバーチャルの肉体を持っています。言うなれば、魂と呼ばれる所謂『中の人』がバーチャルの体を操っている訳ですが、動画の中のVtuberそのものはバーチャル空間上に存在しています。そして、この魂がにあり、体がバーチャル空間のにいる状態が、動画の出せない原因でもあります。

一般的なYoutuber達は、世の中の不思議なことや、道具、景色、生物など、様々な物体を出演させたり、使用することで動画を成り立たせています。そして、それをバーチャル空間上にいるVtuberが行おうとするならば、同様にバーチャル空間上に道具、景色、生物などが存在していなければならないのです。しかし、バーチャル空間上にあるものは「0」「1」のみです。現実世界のように歩けば砂利が流動したり、空を見上げれば鳥が飛んでいるわけでもありません。そんな空間の中で動画を作ることなど、普通に考えれば不可能なことなのです。さらに、多くのVtuberそもそもXY軸しか存在しません。そのため、多くのVtuberは、ゲーム配信や雑談配信など、『現実世界にあるバーチャルな物質』に触れることで動画を成り立たせています。

つまり、先ほど言った9割のVtuberは生放送のアーカイブのみでチャンネルが成り立っているのがほとんどです。

そんなVtuberですが、魂である人間たちは配信という形式を使って『音』を伝えることができます。

 

前置きが長くなりましたが、Vtuber『音』を伝えることができるのです。

唯一届けられる『音』を拘る『ASMR配信』ブームがここから始まりました。そして、『ASMR』という文化が広まったことにより、それを使用した作品などに関心が広まっていきました。

 

あんな音声こんな音声。と、愚痴

世間一般的な『ASMR』というのは、『気持ちの良い音』や『脳に刺激を与える音』という認識をされていますが、Vtuberがやる『ASMR』の大半は『囁き』などの声絡みのものになっています。

そして、『ASMR』文化の普及により、様々な音声作品が販売されるようになりました。

その中でも増えた”異質”な作品がこれまたVtuber作品達です。今まではネット声優が演じたキャラの作品が販売されていることがほとんどでしたが、ここにVtuberが主演』となった作品が紛れてくるようになりました。

※そのほかにも『ASMR』ブームにこきつけた色んな作品も出ていますが、そこについては今回は割愛します。

 

しかし、Vtuberの出す作品は値段がどれもバラバラで、そのほとんどが相場よりも割高です。僕は『値段』『収録音声の時間』を比較して購入することが多いのですが、一般的な音声作品達の大体の相場は1~2時間で1000~1500といったところで、それに対してVtuberの作品は30分程で1000~1500するものが多い印象です。

こう言ってしまってはなんですが、『マイクを入手したてのずぶの素人』が収録した作品が、『その道のプロである声優』の作品の相場の数倍の価格で売られているのです。

中には、プロの声優さんがVtuberをやっており、3Dモデルを使用しているため相場よりも3割ほど高いなどの作品もありますが、本当に素人作品なのに相場の数倍である作品はかなり見受けられます。

僕はこの現状にあまり納得がいっていなくて、字書きの方々が手塩にかけた脚本を書き、プロの声優さんが1文字数円単位で依頼を受け、絵師さんがイラストを手掛けて発売しているのに対し、実演という名目で尺を稼ぎ、ジャケ写は自分の立ち絵と文字塗りだけで数倍も稼ごうという魂胆が、かなり納得いきません。

 

この間は1分300円の作品も見受けられました。中身を確認するために購入しましたが、特にバイノーラルでもなく、音質も褒められたものではありませんでした。このような、『性』だけをうりにしている作品達が僕は嫌いです。

Vtuberというものはバーチャルな存在です。それなのにVtuberを匿名性を高める仮面のような使い方をして、実際には中身の『性』を売っているだけというのはどうなんでしょうか?そこに寄り付くファンとは、いったい『』を推しているのでしょうか?Vtuberであるならばそのキャラクターの『設定』や『世界観』が存在していたはずなのに、それを活かしもせずに活動することになんの意味があるのでしょう?

そもそも、このような作品であれば、『インターネット上』に『無料』で『大量』に転がっていることを皆さんはご存じでしょうか?探せばいろんな場所が見つかりますが、DMでもなんでも問い合わせてくれれば教えます。なんならそこに出してる人たちもバイノーラルマイクを使っています。

別に無料でコンテンツをよこせだの萎縮しろだのはいいません。ただ、値段の相場をもう少し考えてほしいのです。たしかに値段が1分300円でも買う人は存在するでしょう。しかし、本当にあなたをVtuberとして好きになった人の中には、音声作品の世界に疎い人もいます。そんな人達に、これが普通の値段などと思ってほしくはないのです。この思いは単なるエゴでしかありませんが、正しい音声作品の相場の認識は、この音声作品市場において重要な意味を持っていると思います。なので、個人の方たちなどは利潤だけに目を向けずに金額を吟味してほしいと思います。

 

これは余談ですけど、めちゃめちゃ音質のいい作品で一通り抜き切った後にめっちゃ質の低い個人勢VのHな音声を聞くめっっっっっっちゃ抜けます。原理はわかんないですけど。(素人の音声でも〇)

 

追記

この記事を書いたあとに考えたけれど、Vtuberで音声作品の存在を知る人間が居るならば、音声作品からVtuberを知る人もきっといるはずです。しかし、そんなVtuber(音声の素人)の作品をいざ買ってみたいと思った時に値段が相場の云倍だった場合、買う確率はかなり低いと思うんですよね。なので、価格設定による機会損失が起こりうる訳です。

音声作品を買っている人からしたら、相場の云倍の金を出すくらいなら、お気に入りに登録してある割引が一生来ない作品の購入を優先すると思います。あくまで主観的意見ですが、僕ならばそうします。これらの事情を鑑みた場合、機会損失による不利益を考えてもお釣りが来るように、というかファンに貢がせる為に高価格にしているとしたならば、かなりの自信家です。

こういった点からも、公正な価格を保つことは大事なのかなと思います。

*1:英語圏でも日本で生まれた言葉としてこの意味がつくようになった